うわ…。はずかしい!!
足を開かされて、そこに熱いものがあてがわれていた。
ぬれているために、水音が響いてしまっている。

【一】「ふぅ……ん! んんっ!! く………!!」

八口君が力を入れて、前に進もうとしているんだけど、私の身体はそれを拒んでいた。
う……い、痛い。キツイよ。

本当に私の中に入るの? そうは思えないほど、痛かった。

【一】「はぁ。はぁ…。は、入りませんね。先輩、大丈夫ですか?」

【みのり】「ん…い、痛い。心配だな。ちゃんと…できるのかな? 私…」

八口君がやさしく私の身体を抱きしめる。
そして髪や肩の辺りを、そっとなでてくれた。

【一】「で、できますよ。少しずつ…前に進んでいるのがわかりますから……」
【みのり】「うん……ご、ごめんね。八口君。これじゃあ、全然気持ちよくないよね」
【一】「いえ! そそそそそんなことないです。こうして…先輩と…一緒にいるだけで…」

【みのり】「私もなの。だから…そうなりたい」
【一】「僕もです…」R

私はぎゅっと目の前の木をつかんだ。R