リロイが事務所に 怒ってる?

  ダン!

  ふり向くと、そこには男の子が立っていた。

  不機嫌そうにちらりとこちらを見る。

  あ…。

  今の『ダン』は、持っていたカバンを床に落とした音だったんだ。

  彼を見た瞬間、背筋がゾクッとしてしまった。

  スラリと伸びた長い足、華奢な体。

  日本人とは違う彫りの深い顔立ちに銀髪。

  近寄りがたいはずなのに、私はその男の子から目が離せなかった。



リロイ「…さっきから、何度も声かけてんだけど」



バリー「これは失礼しました。私、この事務所で探偵助手を

      務めているバリーと申します」



リロイ「…あんた達、この事務所の人? 帰ろうかな」


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