健「姉さんの親友でしょう? だったら、僕にとっても親友だよ。よろしくね」
すっと差し出された手。
男の子にしては、小さくて繊細な感じのする手だった。
あれ? 右手の中指に何かある?
歩「この子、こう見えても絵が上手でね。美術の成績だけはずっと10なの」
歩が健君の手をとり、中指の辺りを指差した。
ぽっこりとペンダコが出来ている。
健「姉さんってさ。学校じゃあ、おしとやかなフリしてるけど、家じゃすごいんだよ…。
この間、僕とケンカした時なんか、いた!!」
歩「生意気ばっかりいってもう。さっさと支度しなさいよ。
そのために呼んだんだから」
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